マイCORE

日々の疑問に答えるブログ

プレコが溢れていく沖縄の川 今、何が起こっている?

外来種が溢れていく。

2015年アマカスズメバチ、そして、近年ではヒアリと、外来種の危険生物が上陸してきています。

生態環境の破壊はものすごい速さで進んでいるのです。

 沖縄の川にあふれていくプレコの実態などご紹介します。

 

f:id:pompom07:20170826202149j:plain

 

 沖縄の川で何が起こっている?

沖縄の川はもはやアマゾン

今、沖縄の川は外来種が圧倒的に多くなっています。

それも、熱帯魚と世ぼれる種類です。

そのため、もともといた生物は、とても減っています。

共存ができない為です。生存競争に勝てず、えさを食べられなくなってしまった、もしくは単純に、食べられてしまったのです。

まず、今沖縄の川に住む魚その一例をご紹介します。

  • ティラピア

f:id:pompom07:20170902154855j:plain

沖縄に生息するティラピアの種類【外来魚】 | 釣り武士.com

沖縄で繁殖しまくっている外来魚の代表格。大群を作るのが特徴。

原産地は主にアフリカ

  • プレコ

f:id:pompom07:20170902160023j:plain

引用 デイリーポータルZ

無敵と称される外来種。マダラロリカリア:通称プレコ

アマゾン水系原産

うろこが鎖のように硬い魚。産卵に際して、河川の岸際に巣穴を掘るため川岸の弱体化が起こっている。

百聞は一見にしかず:この動画でそのすごさをご覧ください。

 

youtu.be

引用 しまづ外来魚研究所

2分くらいを過ぎたところから見るとその多さがわかります

 

f:id:pompom07:20170902162353j:plain

(引用:デイリーポータルZ)

熱帯魚の代表格 南アメリカ

宝石をちりばめたように美しい。明らかに外来種

  • ゼブラダニオ

f:id:pompom07:20170902163121j:plain

 

インド産 このように光ります。

 

一例を挙げただけでこんな感じです。プレコにいたっては川岸を崩して卵を産むため、その被害が問題となりはじめているのです。

 

本来の生態系からかけ離れていく日本

このような外来種がなぜ上陸したか?

そのほとんどは人の手によるものです。

つまり、捨て熱帯魚です。

捨てられた熱帯魚の中で,沢山の個体が死んでいく中、生き残った者たちが、これだけ繁殖したのです。

捨てる人が、「可愛そうだな、暖かい場所に捨てよう」と思って場所を選んで捨てたわけではありません、この大群のもとは生き残ったほんの一部の固体です。

ものすごい量の熱帯魚は今もどんどんと捨て続けられています。

プレコもグッピーも量こそ少ないものの、実は都内の川でもみることができるのです。

ただ、まだ繁殖の過程というだけなのです

 

 いま、何が起こっている?気候変動からみてみる

仰天!!海中の温度変化についていけず、海の中で気絶する魚たち:沖縄

昨年には気候変動の影響で、海水の温度が下がり、魚達が気絶してどんどんと浜に打ち上げられるということがありました。

え??

そんなことがある!????

と私も一瞬信じられなかったので、まず、そのとき撮られた写真をご覧ください。

 

f:id:pompom07:20170902172610j:plain

気絶したお魚。

 昨年の2月沖縄で撮られた気絶した魚の写真です。

f:id:pompom07:20170902173007j:plain

こちらもその時のもの、気絶したたこ。

f:id:pompom07:20170902173136j:plain

 ハゼの仲間、身体が小さいため露骨に海水温度の影響を受けるという

 

海にしか生きていないはずのイカが、川に上がってきた。

f:id:pompom07:20170902174225j:plain

引用:モンスタープロショップ

イカです、それもとても大きなイカ。凍えて河川に迷い込み、死んでしまったのです。

生態環境の破壊は、本当に深刻に進んでいるのです。

 生態環境破壊の元は人間

沖縄の河川に熱帯魚を放ったのは、人間です。その土地に住む人、もしくはその土地に熱帯魚を持っていった人です。

自然発生的に熱帯魚は日本(沖縄、都内、その他)に生まれません。

日本は熱帯ではありません。ということは、

生き残った熱帯魚か今繁殖しているということです。つまり、

今いる熱帯魚は、捨てられた総数のほんの数%にも満たないということを示しています。

熱帯魚を誰かが今も捨てられているということは、事実なのです。

 

海水の温度が変わって魚達が気絶したとご紹介しましたが、

海水の温度変化は海流の流れによって起こります。

海流の流れの変化は主に北極、南極の温度変化によって起こります。

その変化を大きくした原因は、もちろん、温暖化です。

温暖化を起こしたのは、人間の生産活動です。

 

身を守るためにはどうしたらよい?

 沖縄を取り上げてみましたが、プレコは、すでにいます。

普通に都内の川にいます。

もちろんグッピーもいます。

まだ、見えてこない問題なだけです。

 

私達は外来種についてもっと知識を持ったほうが良いのです。

 

より多くの知識を持つことで、自然に生態環境を守りたい、と思うようになると思います。

 

上陸している危険生物のなかで注意したいもの

注意したい外来の危険生物

 

知名度が低いのは2番目のフォーラーネグレリアというアメーバーですね。

 フォーラーネグレリア

日本では1996年に確認されました。

脳を食べるアメーバーです。

温度の高い淡水で泳ぐときに感染します。

鼻から脳に入って脳を食べるアメーバーです。

ただ、感染例は1件のみです

 

以上を踏まえると、

今怖いのはヒアリですね。

ヒアリについては、多くの方が説明されていますので、ここではヒアリの説明は割愛させていただきます。

 

ただ、ヒアリの天敵には、天敵がいます。ノミバエという、アマゾンに生息するハエです。

 

この、ハエが日本に来手、定着したとき(外来種と呼ばれますが)、ヒアリの繁殖は防ぎます。

 

アマゾンのノミバエが日本に定着すれば、ヒアリは脅威ではなくなるのです。 

 

 まとめ

  • 沖縄で生態系の環境破壊が著しい
  • 沖縄はもはやアマゾン
  • 環境破壊は沖縄だけではなく都内でも起きている
  • 危険生物は上陸している
  • 原因は私達が作っている

ある報道記事によると、実際はヒアリに指される被害は少ない。それに比べて、日本では認知度が低いのだが、日本のワカメが、侵略的外来種として、世界では被害が多発しているとのこと。

原因は、タンカーが積荷を降ろした跡に船を安定させるために入れるバラスト水といわれています。日本で荷物を降ろして、海水を取って海外に行きそれを放水するときにワカメの胞子をばら撒いてしまうために起こるといわれています。

危険生物におびえるよりも、環境破壊をしないように考えたほうが良いのかもしれません。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。